寂しいとき
息子の親離れが始まったときに、母親の寂しい、人恋しい時期というものが始まるのではないでしょうか。男性の多くがマザコンであることからもわかるように、幼年の男の子というのは、本当に母親のことが大好きなのでしょう。
いつでもべったりとくっつき、温もりを求めます。そして、当然母親もそれに応じます。それこそ、その時期の息子は思い通りの恋人のような存在でしょう。自分の言うことをしっかりと聞いてくれて、それこそ服装や髪型まで思いのまま。「ママ」と甘えた声で擦り寄ってきては、気遣ってくれ、構って欲しそうにしている。
そんな息子を持ったら、母親冥利に尽きる、というものでしょう。ですが、そんな幸せな時間は、いつしか終わりを迎えます。息子も成長し、やがて思春期を迎えるのです。すると、それまでのように甘く触れ合うことはなくなるでしょう。それどころか接触を嫌がり、会話も少なくなるでしょう。プライベートな空間を好むようになり、同じ部屋にいることも減り、それどころか部屋に入ることを極端に嫌がられます。そうなると、それまでとのギャップもあり、寂しくてたまらなくなるでしょう。
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